時間をかける

普段は車で行く町の小さな図書室。

 

今日は歩いて行ってみることにした。

 

お気に入りのロングスカートで、

大股で、

早足で。

 

魔法使いの物語が大好き。

 

彼らはいつだって歩いて旅する。

 

時々は何かに乗るけどね。

 

舟。

馬。

箒。

ドラゴン。

 

 

真似できるのは歩き。

 

 

歩いて冒険の旅に出る。

 

どのくらいの道のりで、どのくらい時間がかかるのかわかんないけど。

 

そう遠くはない。

 

それなのに、

 

思ってるより遠かったらどうしよう?とか。

 

意外と疲れちゃったらどうしよう?とか。

 

考えて、ちょっとびびって、早足になる。

 

立派な単行本2冊がリュックの中で重い。

 

スマホさえ重く感じる。

 

だが、しかし、いざ着いてみるといつもの運動公園の

ウォーキングとさほどかわらない時間。

 

なんと!不思議なことに、途端に安心感が広がる。

 

帰路はすっかりぷらぷらお散歩モード。

 

ただぼんやり歩くのみ。

 

いつもと違う行動パターンを試すこと。

 

こんな小さな事でも、素直にビビる私。

 

今日は。

f:id:kotsubu-rie:20200201160935j:image
f:id:kotsubu-rie:20200201160942j:image

 

2冊の本を背負って、25分歩いて図書室に行き、返却し、続きの1冊を借り、また背負って25分歩き帰ってくる。

 

やけに分厚くてワクワクするような本を。

f:id:kotsubu-rie:20200201160938j:image

 

 

お気に入りのスカートはいて。

 

小さな小さな冒険の日。