理由がわかった。

だってさ。

 

この目の前の世界、おかしいんだもん。

ちっとも、ちっとも幸せになれない。

 

どんなに頑張っても

どんなに癒しても

 

ちっとも楽になれない。

おかしくない?

おかしいでしょ?

 

そこそこの幸せは見せてくれる。

そこそこ幸せなんよ。

でも

底抜けに幸せではない。

 

この世界は完璧じゃない。

永遠もない。

 

当然悪あがきする。

「不完全であるという完全なる美」

があるなんてむりくり納得させようとする。

 

そうやって、ごまかし、ごまかし生きてる。

 

完璧なる、永遠なるもの

 

そんな概念はあるのに

 

絶対にたどり着けない。

皮肉なことにこれだけは完璧な答えなんだ。

 

 

ちっとも楽になりやしない。

 

神はいない。

 

がっかりだ。がっかりだよ。

 

がっかりしたところでさらっとやってきた。

 

 

「いや、もともとこの世界は神が創造した訳じゃないし。

てか、神には全く関係ないところで、現実であるかのように私達の意識が見せている幻の世界なんよ」

 

って。妙に納得した。

 

 

どーりで!!

 

どーもおかしいと思ってた。

 

神が作った世界じゃないんなら完璧じゃないよね。

 

生まれた途端、戦争。

生まれた途端、飢餓。

生まれた途端、天災。

生まれた途端、競争。

 

その理由がわかった。

 

 

神じゃなかったんだね。